アロハシャツ雑談:イオラニ撤退
アロハ♪
今日はちょっとしたアロハシャツ雑談を。
すでに日本語でも発信されているニュースなのでご存知の方も多いかもしれませんが、1953年創業のアロハシャツメーカー、Iolani (イオラニ)がアロハシャツ事業を撤退すると先週発表しました。
最初この話を同僚から聞いた時は、そんなまさか~と疑っていましたが、後日ニュースに出ていたのでどうやら本当の様です。
元記事はこちら。
今回の内容
Iolaniって?
Iolaniとはハワイ語で「天国の鳥」を意味するハワイアンアパレルブランド。
何故だか日本では良く「ハワイで最も長い歴史を持つブランド」と紹介されているのをYoutubeやブログで見たりしますが、1953年創業なので、確かに老舗ではありますが、最も長い歴史は間違ってますね。最も古いかは分かりませんが、私が知っているブランドだとKahalaが1936年創業なので余裕でIolaniより歴気が長いです。
ちょっと話がそれましたね。
Iolaniは日系であるKawakami家が経営しており、現在はManoa DNAというハワイアンミュージックグループで活動もしている二代目経営者ロイド・カワカミと彼の息子アレックス・カワカミが経営しています。
ストレッチ
Iolaniは数年前までIolani Sportwearという名前でブランド展開していただけあって、一般的・伝統的なアロハシャツに加え、スパンデックス素材を含むストレッチアロハや、ゴルフウェアとしても着れるアロハ・ポロシャツなども扱っていました。
ちなみに最近ではスパンデックス素材を含むアロハシャツを色々なメーカーが出し始めている印象。Iolaniと同じくくらい歴史のあるTori Richardでは昔からコットン・スパンデックスのアロハシャツが人気でしたが、最近では新たな素材Tradewind Technologyを使用して昔のデザインの復刻版を出したりしています。
その他以前ブログでも紹介したReyn Spoonerも去年ゴルフ用のアロハを出していますし、同じく以前ブログで紹介したAvantiもつい最近ストレッチアロハを新たに始めました。ちなみにメーカーとかではストレッチアロハではなく、パフォーマンスアロハと呼ぶ事が多いみたいですね。
撤退理由
また話がそれました。
今回Iolaniがアロハシャツから撤退する理由ですが、おそらく自分含めこれを始めて聞いた人は「あ~コロナによる経営難か~」と考えると思います。
が、どうやらニュースによると違うようです。
もちろんコロナも要因の一部の様ですが、Iolaniの発表によると、「以前からこのままアロハシャツだけ売っていてはだめだ、もっとハワイコミュニティーに貢献しなければ」と考えていたようで、コロナによって計画を前倒しにしなければいけなかった、との事。
あくまでアロハシャツ事業の撤退であって、Iolani事態が倒産するという事ではない様です。現在Iolaniは、アラモアナショッピングセンター近く、Kona StreetにあるIolani Centerという自社ビルに店舗を構えていますが、今後はIolani Centerを通して中小企業をサポートするプロジェクトを立ち上げる様です。
正直しっくりこない理由ですが、まぁ個人的にIolaniは一枚も所有していないので、特別な感情はないですw
今はとりあえず、お疲れ様、ですね。
ちなみに現在は在庫処分セールで全商品25%オフとの事。
そしてIolaniのシャツを持っていないので写真が使えないので、Iolani =天国の鳥にちなんで極楽鳥花ことバードオブパラダイスの写真を。
ではまた。