アロハシャツとコーヒー

ハワイ在住のアロハシャツ&ハワイアンコーヒーオタクのブログ。

希少なコーヒー豆と初マウイ:マウイピーベリー

アロハ♪

 

久々のコーヒーネタです。

 

今回はこちら。

 

マウイピーベリー!

 

初のマウイコーヒー、そして初のピーベリー。

初がダブルなので良いのか不安でしたが、バリスタのおっちゃんがOKと言ったので良しとしましょう笑

 

では早速スタート。

 

おしながき

マウイコーヒーとは?

マウイコーヒーは名前そのままでマウイ島で栽培されているコーヒーです。

Haleakala (ハレアカラ)、またの名をEast Maui Volcanoのという火山の傾斜で栽培されているコーヒーで、実はこのハレアカラ、3000m級の火山で、マウイ島の75%を形成しているとか。

ハワイアンコーヒーというと、どうしても知名度が高いコナコーヒーに注目を奪われがちですが、コーヒーオタクやロコのコーヒー好きの間では比較的人気の高い豆みたいですね。

 

ピーベリーとは?

私が日本に住んでいた時はピーベリー (Peaberry)という単語を聞いたことがなかったので、日本でどこまで浸透しているか分からないのですが、コーヒー豆の産地であるハワイではピーベリーは結構比較的良く聞く単語。

通常コーヒー豆はコーヒーチェリー(コーヒーの実)の中に生豆が2つ、向き合う様に入っているのですが、稀に生豆が2つではなく、一粒の丸豆の状態になっている物があります。これをピーベリーと呼びます。仮に2つの生豆をA、Bとした場合、ピーベリーはA+Bではなく、B分の養分もAが吸収して成長したA+というのが一般的な解釈らしいですが、なぜこの様な現象が起きるのか正確には解明されていないようです。

それだけでなく、何ならちょっと前まで不良品とみなされていた様で、ピーベリーに注目が集まったのもコーヒーの歴史からすると最近の事らしいです。

ピーベリーは一本のコーヒーの木から1~3%ほどしか収穫されない貴重な豆で、例えばこれがコナとかカウコーヒーだったらハーフパウンドで$50以上する物もざらにあります。

なので最初バリスタのおっちゃんがピーベリーを進めてきたとき「おっちゃん正気か!?」と一瞬うろたえました笑

 

購入経緯

私が今回マウイピーベリーを購入したのは前回カウアイコーヒーを購入したHawaiian Fresh Roast Coffee。

alohaxjonathan.hatenablog.com

Ohana Hale Marketplaceの中にあり、駐車場も無料だし、日曜日も空いているここはかなり貴重な場所。今回は実は同じマウイコーヒーでも、マウイモカを購入するつもりで向かいました。

マウイモカは何名かのハワイアンコーヒー好きからオススメされた豆で、マウイコーヒーといえばマウイモカというくらい人気が高い豆の様です。

が!

着いてびっくり、なんとマウイモカの瓶が空っぽじゃないですか。

あちゃ~今日はないのか~と思いつつも一応レジでお姉さんに聞くと、バリスタのおっちゃんが現れ、マウイモカはもう来年の春までないぞ~、と。どうやらコロナの影響がコーヒーの栽培人材にも影響しているようです。

そしておっちゃんが「マウイピーベリー試した事あるか?超うまいぞ」「香りかいでみ。ちょっとこっち来い」と横のカウンターに。(ちなみに会話は英語です笑) 

まだ朝早くお客さんも少ない時間帯の為、豆をかいだり、豆の試食もさせてくれました。おっちゃん曰くマウイピーベリーはお店で扱っている他のマウイコーヒー、マウイサンライズ、マウイサンセットと比較してカフェインが少ないけど、代わりに味が圧倒的に豊かとの事。

そしてハーフパウンドで$21くらいと、ピーベリーにしてはやっす~い。

ピーベリーは希少なのでいつでも購入できるというわけではありません。

即決しました笑

 

早速飲んでみましょう

袋はこんな感じ。

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マウイピーベリー・ハーフパウンド

今日(6/20)購入したので焙煎されたのは3日前ですね。

焙煎は新鮮に限るぜ~という人と、焙煎してから1、2週間経ってからの方が美味しいぜ~という人がいるので、まぁ3日だったら安全地帯ですね笑

 

ピーベリー

さて気になるピーベリーですが、こんな感じ。

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丸豆

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丸豆

なんか可愛いですね笑

そして割れ目が金色です。今までの経験からすると割れ目がゴールドになっている豆にハズレはないです。

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マウイピーベリー

試飲

さて、早速試飲と行きましょう!

普段は使い慣れているボダムのポアオーバーを使うのですが、最近私はフレンチプレスにハマっているので、まずはフレンチプレスから。

実はコーヒー系Youtuber、James Hoffmanの動画でみた、「究極のフレンチプレスの淹れ方」という、今では業界でホフマンメソッドと呼ばれるフレンチプレスの淹れ方があるのですが、それが非常に美味しい上に、技術に左右されないので、安定した味を出す事が出来ます。テイスティングには持って来いですね。

詳しい淹れ方はまた別の機会にでも話そうと思うのですが、まずは通常通りフレンチプレスに挽いた豆をいれて、お湯を投入します。

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ホフマンメソッド

そして4分たったら、スプーンで軽く混ぜます。すると表面に泡がたち、豆が沈み始めます。その泡と表面に残った豆をすくいだし、残りの豆が沈殿するまで5分待ちます。

 

時間になったらストレーナーを押し込むのではなく、表面にチョンとのせ、ゆっくりサーブします。

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ホフマンメソッド

完成~!

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マウイピーベリー・フレンチプレス

早速飲んでみましょう!

 

お~!マイルド!

普段飲み慣れているカウアイコーヒーの苦味を8としたら、マウイピーベリーは苦味6くらいでしょうか。

コナコーヒーの様な酸味はなく、ボディはカウとカウアイコーヒーの間くらい。

非常に飲みやすいです。

 

気になったのでなんやかんやでボダムでも淹れてみます。

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ボダム

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マウイピーベリー・ハンドドリップ

さて、味がどうかわるのか?

お~!(このリアクションばっかり)

先ほどより苦味が少し増しました。これはボダムの特長か、私のハンドドリップの技術によるあれなのか分かりませんが、もう少し苦味が欲しい場合はハンドドリップにすれば良さそうです。

 

フレンチプレスにしろ、ハンドドリップにしろ、味的にはカウに近い感じですね。

カウの味のインパクトが強すぎると感じる方は全体的にマイルドでブラックでも飲みやすいマウイピーベリーをオススメします。

 

とはいえマウイピーベリーはそんな毎日気軽に飲む物ではないので、いずれより一般的なマウイコーヒーを探してそちらもレビューしてみたいと思います。

今回はハーフパウンドの購入なので、一週間程でなくなりそうですが、じっくりと堪能したいと思います。

 

ではまた。