ハワイアン柄テーマ:パイナップルとハラの実の関係について
突然ですが、
「パイナップルはお好きですか?」
アロハ♪
今日はアロハシャツやハワイアンアパレル、雑貨などで定番のパイナップル柄についてお話ししたいと思います。
え?レビューじゃないの?
すいません、流石に毎週新しいアロハシャツやコーヒーを買うだけの財力はないっす。。。
という事でレビューネタがない時はハワイアンカルチャーについて書いて繋ごう(コラ!w)と思います。写真はちゃんと自分の物を使用するし、決して手は抜かないのでご安心を。
おしながき
ハワイアンカルチャーでのパイナップルの意味
「ハワイの果物と言えば?」と聞かれたらパイナップルを連想する方は多いと思います。私もパイナップルは見るのも好きだし、食べるのはもっと好きです。
ちなみに私の家にはこのようなパイナップルの置物があります。
両親がギフトでもらった素敵なパイナップルのガラスの置物と、その後ろにあるのは私が作ったファブリックパネルです。ファブリックパネルは生地をフレームに張り付けるだけなので、不器用な人でも簡単に作れるから良いですよね。
本題に戻りましょう。
パイナップルは一時期日本では果物の王様と呼ばれていた時もありますが、ハワイでパイナップルは昔、「富と財力の象徴」と言われていたそうな。理由は分かりませんが、後程説明するハラの実が関係しているのではないかな~と推測しています。
パイナップルはその他、「welcome」的な、「おもてなし」的な意味もあるみたいですね。ハワイだけでなくパイナップルが育つ地域では玄関先にそういった意味でパイナップルを置く風習があるそうです。
ちなみにシンボリズムって厄介で、玄関先などに、逆さまにしたパイナップルを置くと、別の意味(一夜の出会い的な)でのwelcomeになるそうなのでお気をつけて。
ハワイ語でパイナップル
さて、パイナップルは英語ですが、ハワイ語でもちゃんと名前があります。
それがこちら。
「Hala Kahiki」(ハラ・カヒキ)
ハラは後ほど説明する木の名前。カヒキとは「異国の」を意味します。
つまりパイナップルはハワイ語だと、「異国のハラ」。
そう、ここで本日最大の衝撃情報。パイナップルはハワイ原産ではありません!
ハワイには元々ハラの実という、パイナップルにとても似ている実があります。
確かにパイナップルに見えなくもない。
パイナップルがハワイに渡った時、ハワイの人にはそれがハラの実に見えたので、異国のハラという名前が付けられました。
え~!ですよね。
まぁ良く考えたらアロハシャツだって元々は日系文化から生まれた物だし、コーヒーだってハワイ原産じゃないし笑
そういう細かい事は気にしちゃだめですね。ルーツを知ることも大事ですが、今を楽しみましょう笑
ハラの木
ここからの情報の方がパイナップル情報よりも面白いかも。
ハラの木とは別名パンダナス、日本だとタコノキと呼ばれる、海辺によく生えている木です。
海辺に~と書いたばかりですが、この写真を撮ったのはホオマルヒアボタニカルガーデンという、ハワイ最大の植物園です。迷子になった時にたまたま発見しました笑
この木とは別の木ですが、根本のアップがこちら。
凄いタコ足です。日本ではタコノキと呼ばれるのも納得。
実はこのタコ足、ハワイ文化ではかなり重要です。
ハラの木の根はハワイ文化では「死」や「全ての終わり」と繋がっていると言われているとか。
それだけを聞くと、とても不吉な木に思えてしまいますが、実はそうではありません。
ラウハラ
ハワイ好きならラウハラマットとかラウハラギフトボックスとか聞いたことがありませんか?
ラウハラとはハワイ語で「ハラの葉」。このラウハラを用いて作られた物はハワイではとても大事にされており、物によってはとても高価な物もあります。
代表格はラウハラハット。安い物でも軽く$300以上はします。ハワイで良くラウハラハットを被っているご高齢のマダムを見かけますが、素敵ですね~。
ラウハラは先ほど「全ての終わり」を意味すると書きましたが、実はハワイではそれをポジティブな捉え方をしており、ラウハラを編んでつくったレイを、一年を締めくくる行事の際に身に着けるのだとか。
それ以外にもラウハラを編んで作ったギフトボックスは結婚式の定番の贈り物。
ラウハラマットは床に敷く以外にも、ハワイの写真館では背景に使用したりもするらしいですよ。
あ、写真館といえば、先日ハラの実を非常にイケメン風に撮影したので、最後にハラの実グラビアをどうぞ笑
そういえば、ハラの実って食べられるんですかね?