アロハシャツとコーヒー

ハワイ在住のアロハシャツ&ハワイアンコーヒーオタクのブログ。

りのさんのLightroomプリセット

アロハ♪

 

本日は本業であるカメラマンっぽい記事を。

フリーランストラベラーとしていつも面白い海外情報を発信している「りのさん」が発売するLightroomプリセットを先行で使用させて頂いたので、一眼カメラのRAWファイルで使用したらどんな感じかご紹介したいと思います。

 

前書きが長いので使用感だけに興味がある方は「おしながき」から飛んで下さいw

 

おしながき

 

りのさんとは?

世界一周と聞くと、自分の中の勝手なイメージだと、人生の成功者のみが出来るセレブな旅行~。何か国語も扱えて護身術もバッチな完璧な人じゃないと無理~というかなりハードルが高い物でした。

 

しかし世界の有名な遺跡に興味がある私はいつか旅に出てみたいと常々思っており、幸い最近では世界旅行についてSNSで発信している方やYouTuberが沢山います。

 

そんな中たまたま発見したのが「りのさん」。

rinotrip.com

りのさんは50カ国以上旅行したベテラントラベラー。

本も出版しているので私はKindle版を購入しました。

 

本の内容は買って読んで下さいなので割愛しますが、中々トラブル続きのトラベル(笑)私はりのさんの本を読んで良い意味で世界旅行へのハードルが下がりました。

 

そして幸運な事に、りのさんが去年ハワイに滞在の際に何度かお会いする事が出来たので、今でもTwitterで絡ませてもらってます。(ありがたーい)

 

そんな中りのさんがLightroomプリセットを発売する予定と知ったので、僭越ながら発売前にベータテストする人必要だったらやりまっせ~と連絡し先行で使用させていただきました。

 

何故プリセットに興味?

そもそも何故(一応)本業がカメラマンである私がプリセットに興味を持ったのか?

プロなら自分でしっかり現像せい~と思うのが普通です。

 

私がりのさんのプリセットに興味を持った理由は私がフィルム写真をやる理由と一緒で、「現像やカラグレ勉強の一環」です。

 

私はオタク気質なので興味を持った物は常に勉強して知識を向上したいと考えています。勉強するにあたって他の人の現像・カラーグレーディングへのアプローチを勉強できるプリセットは非常に参考になります。特に頭の固いアラフォー男子には思いつかないようなカラグレが出来るオシャレ女子の感性は是非参考にしたい(笑)

 

りのさんはいつも写真にかなり力を入れており、旅行の楽しさが伝わる+作品としても良い写真を撮る方なので、いつも投稿が楽しみです。

 

ちなみに今までに他のカメラマンのプリセットを購入した事があるかと言うと答えはノーです。(というかそもそも私はLightroomユーザーではなくCapture Oneユーザー)

 

何故他のプリセットを購入した事が無いかと言うと、単純に興味を持ったプリセットが無かったからです。

日本ではまだ海外程メジャーではないですが、プリセットと言えばアメリカのカメラ系YouTuberのお約束。カメラレビューをしつつちゃっかり自分のプリセットを宣伝している方は沢山います。

しかし自分が好きなカメラマンに限ってプリセットを販売している方がいないんですよね~。(あ、一人いたw。今度買おうw)

 

なので勉強の為にプリセットに興味があるけど、欲しいと思うのがないというのが続いていた時にりのさんのプリセットを知ったわけです。

 

インストールの際に知っておくと良い事

前書きはもう良いので早速プリセットのお話しをしましょう。

 

プリセットはデスクトップ版Lightroomにインストールするとモバイルアプリにも自動的に反映されるので、デスクトップ版とモバイル版両方で使う予定の方はダウンロードリンクが届いたらデスクトップ版だけダウンロードして、デスクトップ経由でインストールすれば大丈夫です。

 

逆に、モバイル版しか使用しない方はリンクからモバイル版をダウンロードしてください。

 

何故この事を書いているかと言いますと、りのさんのプリセットに限らずLightroomプリセットはデスクトップ版だとxmpで書き出し出来るのが、モバイル版だとDNGのみでの書き出しとなっています。

その為同じプリセットでもモバイル版の方がファイルサイズが大きいと言う。。

なのでモバイル版オンリーの方で、プリセットを全部購入する場合は事前に携帯の容量が足りているかチェックしましょう。

 

セット内容

りのさんのプリセット内容はこちら

 

Beach

Blue Sky

City

Colorful

Nature

Night

Portrait

Sunset

Under Water

Vintage

 

それぞれのテーマが15種類を含む全150プリセットの豪華な内容。

どんな時にどれを使えば良いか分かりやすい親切なネーミングですね。

私はとある理由でサメ恐怖症なので海に潜る事はないと思うのでUnder Waterを使用する日が来ることはないと思いますがw

 

まだ全てを使いつくしたというわけではないですが、全体的にプリセットの番号があがるにつれカラグレの内容がより個性的になる印象。

 

Beachにしか興味がないわ~という方はBeachテーマだけ購入出来ますが、せっかくなら全セットで購入したら安くなるセール期間中に全部買いたいですね。

 

一眼カメラのRAWファイルとの相性

ここからは(やっと)プリセットの使用感です。

 

携帯カメラで撮った写真でのプリセット使用例はりのさんの作例がたくさんありますし、相性が良いのは当たり前。

実際私のiPhone12で撮影した写真にプリセットを使用してみたらとても良い感じ。

 

では一眼カメラで撮った写真との相性はと言うと、おそらく携帯で撮った写真よりも相性良きです。

 

これはよくよく考えたら当然で、携帯カメラで撮影した写真をLightroomで現像する時はおそらく基本的にJpegを編集していると思います。

 

一眼カメラで撮影するともちろんJpegも編集出来ますが、それよりも色の諧調飛びへの耐性が強いRAWファイルを現像する事が出来ます。

 

Jpeg現像ではできない色RAW現像の利点がもう一点あり、それはカメラの「カラープロファイル」の変更が出来る事。

 

「プロファイル」とは簡単に言うと、RAWファイルを現像する際に大まかな色の方向性を決める事が出来る別のプリセットみたいな物です。

 

デフォルトだとAdobe Colorがプロファイルになっていますが、現像する画像が風景画の場合はAdobe Landscapeを使用すればAdobeが考える風景に適したカラープロファイルを当ててくれるし、嫌々ワシはカメラメーカーの色味を使いたいんじゃーという方はプロファイルの中からAdobeが可能な限りメーカーの色味を再現したプロファイルをあてる事も出来ます。

 

なのでLightroomプリセットをRAWファイルにあてる際に変更できる項目は、

1. プリセット

2. プリセットの強度・濃度 (デフォルトは100)

3. プロファイル

上記3つです。

 

これから紹介する画像はどのプリセットをどれくらいの濃度で、どのプロファイルをあてたかも説明します。

 

あ、ちなみにもちろんプリセットをあてた後から露出とかを変更する事は出来ます。

 

プリセット使用例

1. ビフォー

©masaki jonathan

Beach 04 使用。プリセット濃度100。プロファイル-Adobe Landscape

©masaki jonathan

これはMakapuuビーチが撮影禁止になる前にビーチを上から見下ろせる展望台からレンズボールを使って撮影した物。

ハワイの海は場所によって青さが違いますが、このBeachの4番をあてたらどことなくカイルアビーチっぽい色合いに。プロファイルを選ぶ際はAdobe Landscapeにしたらよりレンズボールと周りの境界線が一体化したのでこれにしました。

余談ですがレンズボールを日中外で使う際は火傷に注意しましょう。持っていると手がチクチクしますw

 

2. ビフォー

©masaki jonathan

 

Blue Sky 02 使用。プリセット濃度100。プロファイル-Adobe Landscape

©masaki jonathan

このヤシの木はオアフでもかなり背が高いヤシの木が集まっているとあるビーチパーク。Blue Skyの2番はどことなくビンテージ感がある雰囲気が良きです。

この色合い、りのさんの写真で見た事ある感じでテンションがあがります。

 

3. ビフォー

©masaki jonathan

Colorful 15 使用。プリセット濃度125。プロファイル-Adobe Landscape

©masaki jonathan

ウォールアートを現像する時は元々の作品の色が変わりすぎないように注意しています。Colorfulのプリセットには結構過激に色が変わる物もありますが、この15番は良い感じに色にエッジを与えてくれます。

 

4. ビフォー

©masaki jonathan

 

 Nature 14 使用。プリセット濃度110。プロファイル-Adobe Vivid。

©masaki jonathan

植物を現像する時は記録目的なら色はいじらず実物の色に近づける事を目指しますが、作品風に仕上げるなら別の話。Natureの14番はどことなくフィルム時代の現像テクでお馴染みのブリーチバイパスっぽい感じがして、アンスリウムの質感が強調されて気に入りました。葉の部分のテクスチャーが血管っぽく見えて生命の力強さを感じます。

 

5. ビフォー

©masaki jonathan

 

 Portrait 13 使用。プリセット濃度125。プロファイル-Adobe Vivid。

©masaki jonathan

人物画像には肖像権が発生するので今回はこのバブーン氏の写真を。

Portraitプリセットはその名の通りポートレート用なので、バブーン氏の赤い顔がどう変化するかで選んでいたのですが、この13番はどことなくセピアっぽい雰囲気がして、この哀愁を感じるバブーン氏にぴったり。ちなみにちょっと全体的にもやりとしているのは動物園の(汚い)ガラス越しに撮影しているからです。

 

6. ビフォー

©masaki jonathan

 

 Vintage 1 使用。プリセット濃度75。プロファイル-Adobe Vivid。

©masaki jonathan

りのさんのプリセットの中で今の所一番使用頻度が高いのがこのVintage。

一人悲しくカフェでクロワッサンとコピ(シンガポールのコーヒー)を堪能しているアラフォーの哀愁漂う写真と雰囲気がぴったりマッチします。

携帯で適当に撮った街写真とかもVintageを使えば何とかなってくれますw

 

そういえば今回のプリセットには食べ物用の物がなかったので次回のプリセットシリーズに期待しましょう!

 

発売日

そして肝心の発売日!

なんと!

3/1!

りのさんは今タイにいるのでハワイ時間だったらこのブログがアップされてから明日じゃん!

興味のある方は是非りのさんのTwitterをフォローしてプリセット販売情報をゲットしましょう!

https://twitter.com/ririririnotan

 

ではまた。