ロゼッタストーンでスペイン語勉強
アロハ♪
突然ですが最近私はスペイン語を勉強しています。
何故スペイン語を勉強しているのか?
どうやって勉強しているのか?
8年近く英語講師をしていた私がオススメする勉強方法は?
元ミュージシャンがオススメする練習学とは?
では早速スタート!
おしながき
- 何故スペイン語?
- 何を使って勉強?
- 練習学に基づく参考データ
- ロゼッタストーンの流れ
- ロゼッタストーンのここが良い
- ロゼッタストーンのここがいまいち
- ロゼッタストーンのオススメ度
- スペイン語ってどうなん?
- 元英語講師が考える今後の作戦は?
何故スペイン語?
そもそも何故スペイン語と思うかもしれませんが、理由は単純で、
ペルー旅行に行きたいからです。
私は考古学とか遺跡が大好きなのでマチュピチュはいつか絶対に行きたい場所の一つ。
もう一つ絶対に行きたい場所がエジプトのピラミッドなのですが、アラビア語よりもスペイン語の方がアプローチしやすかったのでまずはスペイン語から、と。
英語を話せれば多少は大丈夫じゃないの?と良く言われますが、私は英語圏の人にありがちな「英語は世界共通言語の一つだから世界はそれに合わせるべきだ。英語を話せない方が悪い。英語になんでも対応しろ」という態度が大嫌いです。
私は物心ついた時からバイリンガルで、国籍も両方持っているので日本にいてもアメリカにいても外国人扱いになりません。
人生で初めて外国人の経験をしたのが作曲家として呼ばれて台湾に行った時。
その時に自分の言語力のなさで現地の方とお話しする事が出来なかった事を今でも後悔しています。
なのでペラペラとは言わずとも、多少の単語を並べて会話できる程度までには話せるようになりたいと考えています。
何を使って勉強?
さて、勉強するのは決まったとして、何を使って勉強するかです。
日本で8年近く英語講師をやっていましたから、一般の方よりも言語習得に関しては知識があります。
なのでいきなり個人レッスンを申し込んでもダメ。
予備知識ゼロでは良い先生か見極めるのが難しいです。
音楽にしろ、写真にしろ、今まで自分がレッスンを受ける際に効果的だったのはまずは自分で予習。そしてレッスンの際に答え合わせや疑問についての質問。
これが一番自分にとって良い流れです。
というわけでまずはRosetta Stone(ロゼッタストーン)で勉強です。
何故これを選んだかと言いますと、今でこそ色々な言語学習プログラムがありますが、私世代となりますと言語学習=ロゼッタストーンと言っても良いくらい昔から定番のプログラムだからです。
昔は一括で$200以上のプログラムの購入する必要があったので、結構な覚悟が必要でしたが、幸い最近ではサブスクリプションになっているので、まずはお試しで3カ月のプランから。
何故3カ月を選んだかは次の項目で。
練習学に基づく参考データ
私は元英語講師だけでなく、元ガチ音楽家なので、大学で覚えた練習学の知識もあります。これを有効活用しましょう。
覚えておくと良いデータはこちら。
- Practice makes perfectは大きな間違い。
- 何か新しく学び始めた時、どんなにあがいても大きく変化を感じるのは21日後。
- 高校から留学した生徒が何とか生活に困らない程度の英語が身につくのが大体3カ月。
- 休みも大事。
それぞれ説明します。
英語圏で良く言うのがPractice makes perfect。
何度も練習すれば完璧に弾ける様になるよと、ピアノの練習をしたくない子供に言う定番のセリフナンバーワンです。
これは真っ赤な嘘。
むしろ練習学において最も危険な考え方です。
正しくは、Practice makes permanent。
髪の毛のパーマと同じパーマネントです。
つまりどういう事かと言いますと、リアル人生の場合、ゲームと違って経験値をつめば自動的に正しい方向にレベルアップするのではなく、間違った練習をすればそれは間違った癖となって身につくのです。
スポーツで言うと、間違った投球フォームでずっと練習すればそれを矯正するのは時間がかかりますし、特に緊張しているシーンでは初期に覚えた癖が出る事が多いです。
言語習得も同じで、どんなに練習しても間違った文法間違った発音で何度も同じフレーズを言えばそれだけ間違った知識が定着してしまいます。
なので物事を習い始めたらがむしゃらに勉強・練習するのではなく、しっかりと覚える事が重要です。
変化を感じるのは21日後、そして何とかなると感じるのは3カ月について
これは読んで字のごとくですが、統計的に補足しておきます。
この3カ月という数字を細かくしてみましょう。
学生さんがその土地の言語にがっつり触れる時間が仮に一日6時間程度としましょう。
一週間に学校に5日通うとして、5日 x 6時間で30時間。
それがさらに4週間分だと1カ月に120時間。
それが3カ月で360時間。
これが私が英語講師をしていた時に感じていた最大のジレンマ。
どんなに1レッスンに詰め込んでも1回1時間のレッスンを月に2回やった所でこの360時間には到底及びません。
しかもこの360時間は現地に住んで生きた言語にがっつり触れていてという条件付きです。
なのでレッスンを受けるのも大事ですが、もっと大事なのはレッスン外で何をするか。
私はまずはロゼッタストーンの効果を他の学習プログラムの影響なしでテストしたかったので、最初の20日分のレッスン外では得にスペイン語を勉強していませんが、これからは他の勉強法も取り入れると思います。それについてはまた後程。
休みも大事
おまけ知識ですが、これも大事。
言語習得は脳のトレーニングです。
つまり脳も休みが必要です。
脳トレは筋トレと同じで、傷ついた組織が修復する際に新たな知識が定着します。
ガンガン練習、勉強する事も大事ですが、それがしっかりと脳に定着するように休みを与えるのも重要な過程です。
私が21日目にこの記事を書いてちょっと休んでいるのは実はこれが理由です。
ロゼッタストーンの流れ
予備知識はこれくらいにして、ようやく本題のロゼッタストーンですw
ロゼッタストーンの印象はざっくりいうとこんな感じ。
- 言語は体で覚えろ
- 無理に詰め込まない
- 1日30分から60分
ロゼッタストーンを使い始めてビックリしたのが、いわゆるレクチャー的な物が一切ない事。言語は体で覚えろ的なアプローチですね。
基本的な流れはいくつかあります。
基礎講座の場合
- スペイン語で文章が流れ、文字でも表示される(視覚情報+聴覚)
- その文章とマッチしていると思われる写真を選ぶ
スピーキングの場合(発音)
- 例題の音源が流れる
- マイクに向かってそれをマネする
- 発音がどれくらい正しいか評価され、最低限OKだったら次に進める
スピーキングの場合(会話形式)
- 写真と共に会話文章が流れる
- それに対する正しい回答をマイクに向かって言う
リスニングの場合
- スペイン語で文章が流れる(聴覚情報のみ)
- その文章とマッチしていると思われる写真を選ぶ
基本的にこの流れで、さらにプラスでコースの最初に選んだテーマのフレーズ集がたまにあります。
私の場合はトラベルを選んだのでレストランで注文する際のフレーズ練習のレッスンもあります。
レビュー的な内容が多いので毎回新しい単語を覚えて大変~追いつかない~という事は今の所ないです。
各レッスン30分ほどで終わる内容ですが、私の場合は横でメモを取ってるので40~50分かかる印象です。
ロゼッタストーンのここが良い
先ほども書きましたが、レビュー的な内容が多く、反復が重要視されています。
忙しい社会人でも無理なくこなせる内容です。
そして各レッスンそんなに難しくないので、全問正解する事は簡単です。
なので自己肯定感がちょっとあがりますw
ロゼッタストーンのここがいまいち
レクチャー的な要素がないので、これは何故?的な質問は結構あります。
一応ロゼッタストーン内でオンラインで人物とのレッスンをスケジュールする事は出来るので、もう少し自信がついたら試してみようと思います。
スペイン語に関しては、いわゆる本場スペインのスペイン語のコースと、南米のスペイン語のコースに分かれているので私は南米スペイン語コースを選択したのですが、その違いについての説明がないので、具体的にどう違うかの各レッスンで補足があったら良いと思います。
例えば、スペイン語で馬はCaballoなのですが、例文を読んでいる人によってはカバーヨと発音する人と、カバージョと発音する二通りがあるため、おそらく国によって違うのだろうと思いますが、その辺の補足は欲しい所。
音声認識はまずまずと言った所。
こっちは正しく発音してても音声認識の反応が遅く、ちょっと処理に時間がかかる時がたまーにありますが、それが原因でレッスンが億劫になる事はありません。
ロゼッタストーンのオススメ度
20回分のレッスンを終えて現在のロゼッタストーンオススメ度は、まぁまぁかなといった所。
ロゼッタストーンだけでペラペラには絶対ならないでしょう。
レッスン外の時間でもちゃんと復習する事は大事だし、スペイン語で映画を観たり音楽を聴くなど、スペイン語に触れる時間を増やすのは大事です。
そして早くスペイン語を話せるお友達を見つけなければ~。
ボストンにいた際はコインランドリーに行けば必ずその場を仕切っているメキシカンのおばちゃんとかいたのでハワイでもコインランドリーに行けば会えるかしらw
スペイン語ってどうなん?
日英バイリンガル目線で言うと、スペイン語は、
- 発音は巻き舌さえ出来れば英語よりも日本語に近いし簡単
- リスニングは簡単
- 英語に似ている単語は結構ある
- ヨーロッパ言語特有の男性名詞、女性名詞は難しい
発音
巻き舌に関しては子供の頃におじいちゃんが何故か教えてくれたので、今の所スペイン語の発音で苦労している部分はありません。
もちろん機械に判断してもらっているので実際の会話だったらどうか分かりませんが、とりあえず自分の録音を聞いてみる感じそんなに違和感のある発音ではないと思います。
もうすぐReが発売されるバイオ4でも空耳スペイン語が有名ですから、結構スペイン語って日本語の響きに似ている物が多いんですよね。
例えば、スペイン語で食べるはCome(コメ)で、パンはPanです。
なので、パンを食べるは、コメパン。
なんか可愛いですよねw
リスニング
リスニングに関してはロゼッタストーンに限定すれば一番簡単です。
文書を聞いてすぐに直訳出来なくても単語さえ聞き取り出来れば画像と文章をマッチさせる事は可能です。
実際の会話だったらどうなんですかね?
バイリンガルの私でも英語の文章を聞いてそれをいちいち日本語だったらどういう意味かなんて考えないので、直ぐに直訳出来なくても意味さえ分かれば大丈夫、かな。
単語
ヨーロッパ言語は元をたどれば大体ルーツは一緒なので単語に関しては似ている物が多くても驚く事はないですね。
最近覚えた単語だと「Ventana」。
これは窓という意味で、英語のWindowとは違うじゃーんと思うかもしれませんが、英語でventという単語は排出するとか通気口を意味するので、似ている単語構成から状況的に意味を予想する事は簡単です。
男性名詞、女性名詞
これが今の所大苦戦。
ヨーロッパ言語に男性名詞、女性名詞があるのは知っていましたが、まさか色の名前まで分かれているとは。。。
例えば、赤は男性名詞だとRojo(ロホ)、女性名詞だとRoja(ロハ)です。
しかも英語と違って名詞が複数だと色も複数にするのがトリッキー。
そして名詞に関しては何が男性名詞で何が女性名詞なのか今の所パターンが見えず、これに関しては本当に体で覚えろってやつなんでしょうね。
現在最も苦戦しているのは英語だとThis isに該当するEste es。
この後に続く文章によってEsta esなのかEste esなのかEstos sonなのかなど、状況に応じて変化する文法がしっかり復習しないと身につかないです。
英語ムズカシイと良くいわれますが、ヨーロッパ言語と比べたら簡単ざんすよ。
元英語講師が考える今後の作戦は?
とりあえず後2週間分のレッスンでトラベル編は終了します。
おそらくその後もビジネス編とかのレッスンも受けてみると思います。
もう3カ月分払ってるし。
先ほど書いた通りロゼッタストーンだけでは絶対にペラペラにならないと思うので、今後は毎日ロゼッタストーンをやるのではなく、しっかりと復習する日を設けたり、スペイン語のドラマや映画、音楽の鑑賞などもルーティンに取り入れ、少し自信がついたらロゼッタストーンのオンライン会話にも挑戦なんかが現実的な作戦なのかなと。
後は個人的に好きなペルー料理のフードトラックがあるので、注文する際にスペイン語の発音で頑張ってみるとかも楽しそうです。
次は3カ月後に状況報告をしたいと思いますので乞うご期待。