カイルアにある自家焙煎珈琲:Chad LouのKō Hana Rum Barrel-Aged
アロハ♪
今日はカイルアにある自家焙煎珈琲、Chad Louで豆を購入したので、レビュー、というか感想を書きたいと思います。
おしながき
ハワイでコーヒー豆を買う時の問題
私が以前日本に住んでいた時はあの有名な堀口珈琲の近くに住んでいました。
なので奮発して良い豆を買いたい時はいつもそこで購入していました。
流石に毎日堀口珈琲は贅沢なので、普段は駅ビルに入っているカルディで色々豆を買って楽しんでいました。
日本、というか東京はサードウェーブコーヒーの人気で自家焙煎珈琲を購入するのが非常に楽だったと思います。
さて、ハワイはと言いますと、自家焙煎珈琲は売ってはいるものの、とある理由でネット検索が非常に面倒なのです。
例えば「コーヒー豆 お店」と検索するとしましょう。英語で「coffee beans store」とグーグルに入れてみます。すると検索結果のほとんどにあのスタバと同じくらいハワイに店舗があるThe Coffee Bean & Tea Leafというお店がヒットします。
そう、ハワイではThe Coffee Bean & Tea LeafのSEOが強すぎてcoffee beanという単語を含む検索だとそっちの方ばかりがヒットしてしまうのです。
うーん、困ったぞ。
ハワイで一番大手の自家焙煎珈琲はおそらくHonolulu Coffee。日本にもカフェがあるし、アラモアナショッピングセンターにカフェがあるので日本人にも馴染み深いチェーンだと思います。
ハワイで人気のカフェ、例えばワイキキにあるKai Coffeeの方も確かHonolulu Coffee出身。その他にもホノルルにある個人経営のカフェはたいていHonolulu Coffee出身の印象を受けます。
なのでちょっと凝った自家焙煎珈琲豆を購入したい場合はそれ系のカフェに行けば良いのですが、そういった所は扱っている豆が大抵コナコーヒー。前回のコーヒーの記事でも書きましたが、私はコナはあまり得意ではないですし、たいてい一袋$40くらいするもの。
そんなこんなでしばらく自家焙煎のコーヒー豆を購入する事を諦めていたのですが、今日ふと検索ワードに「roast」を含んでみたらちょっと良さげなコーヒー屋さんがヒットしました。
Chad Lou's Coffee
それが本日ご紹介するChad Lou's Coffee(チャッド・ロゥズ・コーヒー)。
カイルアにある自家焙煎珈琲のカフェです。サイトを見るとワイアルアコーヒーの自家焙煎もあるじゃないですか。そして特別仕様のワイアルアコーヒーもあるぞ!よし行ってみよう!
www.chadlouscoffeeroasters.com
場所はカイルアタウンにある人気観光スポットWhole Foodsから歩いて5分くらいの場所。
一応駐車場はありますが、数が少ないので今日はWhole Foodsに停めて歩いていきました。ちなみに日曜日に行きましたがWhole Foodsの駐車場でファーマーズマーケットやってました。
それはさておき本題。
Chad Louの店内は小さ目。今はコロナ仕様なので店内の飲食スペースは使えませんが、外のテラス席にはテーブルが4つほどありました。
さて豆です。店内を見渡すとコロンビアとかコスタリカとかはありましたが、目的のワイアルアがないぞ。困った。とりあえずレジで聞いてみると奇跡的にラスト一袋がありました!
そして購入したのがこちら!
Kō Hana Rum Barrel-Aged
良い響き!
Kō Hana Rum とはオアフ島のKuniaという場所にあるラム蒸留所。
サトウキビ・プランテーションで栄えていたハワイだけに最近はローカルのラム蒸留所が人気です。その中でも人気のKō Hana Rumの樽で熟成した豆、それがKō Hana Rum barrel-aged (バレル・エイジド)です。
私はワイアルアコーヒーは飲んだ事がありますが、個人的にはもうちょっとパンチが欲しいな~と思っていたので、このKō Hana Rum barrel-agedだったらラム樽の香りが良いアクセントを加えているに違いないと期待して購入しました。
ちなみにChad Louさん、ハワイの人にしては(失礼)めちゃくちゃ真面目で、サイトを見るとそれぞれの豆についての詳細が超細かく書かれています。
今回購入したKō Hana Rum barrel-agedに関して言うと、
焙煎具合はライト・ロースト、
豆はWaialua Estate Coffee and Cacao - Dole Food Company Hawaiiの物、
コーヒー豆畑のマネージャーはKyle Barberさん、
畑のサイズは155エーカー
アラビカ種で畑は海抜600から700フィートなどなど、ここに書いた情報以上に細かく書かれています。
コーヒー好き、特に日本人のコーヒー好きはオタク気質な人が多いのでこういった情報があると嬉しいですよね。
とは言えうんちくはもう十分だと思うので豆を見ていきましょう。
ライト・ローストなので程よいブラウンですが、割れ目をよく見るとなんと金色。
そして香り!ラム樽の香りがほんのりとするのでこの時点でもう美味しいです。
早速飲んでみましょう!
本日は一番使い慣れてるボダムでハンドドリップします。コーヒー機材についての細かい事はいつか別の記事で書きますね。
そして完成~!
早速テイスティング!
おぉ~!美味しい!
英語的に表現すると「savory」。英和辞書を引くと香ばしいとか風味があると表現されていますが、個人的には「色々な味がする」「味わい深い」とかを表現する時に使う単語です。
第一印象は「チェリーっぽい味」。
前回の投稿で個人的には酸味が強いコーヒーは苦手と書きました。ワイアルアコーヒーにはコナほどではないですが、酸味があるので、今回の豆はどうかなと心配でしたが、飲んで安心!私がチェリーっぽいと感じた酸味と程よい苦味、ラムの香りなどが良いバランスでまとまっています。
私はテイスティングの時はブラック派ですが、ブラックで飲むのが苦手な人でもぐいぐい行けそうです。
甘味を加えるとよりチェリーっぽい味が引き立ちます。
今回は普通のハンドドリップですが、フレンチプレスやモカポッド、エスプレッソだったらどうかなど気になる課題が色々とあるので、今度試したいと思います。
あ、ちなみに恒例になりつつある「でもお高いんでしょう~?」ですが、
はい、
高かったっす汗
一袋$35。うひゃ~。しばらくは贅沢できないっすね~笑
ちなみにKō Hana Rum barrel-agedじゃない普通のワイアルアコーヒーだったら一袋$30でした。
次に贅沢出来るのはいつかわかりませんが、面白い豆を購入したらまた報告します。
ではまた!